★「ゆっくり休む」は難しい
皆さんこんにちは！
あきる野市にあります、生活介護笑（えみ）の福本です。
毎日じめじめムシムシしていますね☔
日中は汗だくになりながら利用者様と歩き、家に帰れば休むことなく家事に追われ、食後にやーっと一息です。
皆さんはどんな休憩時間を過ごされていますか？
「あ～食った食った～」なーんて言いながらスマホをいじったり、椅子にもたれて居眠りしてみたり…次の予定までは自分で好きなように過ごしたいですよね。
ですが、自閉症の方にとって「何をするか自分で決めて時間を過ごす」ことはとても難しいことなのです。
自分の好きなように過ごして良い時間でも、何をしたら良いのかわかりません。
それはなぜなのでしょうか。
これは自閉症の特性でもある「実行機能の困難さ」が関係しているといえます。
実行機能とは物事に優先順位をつけたり、複数のことを並行して行ったりするなど自己決定して次に進む機能のことです。
自閉症の方は、何をするか自分で決める、いつ始めていつ終わるかを自分で判断することが困難な方が多いです。
自由に過ごしていただいて構わない時間でも、何をしたらよいのかわからない時間になるため、ぴょんぴょん飛び跳ねたり、大きな声が出てしまったり…そして人にぶつかるなど、ケガのリスクも出てきてしまいます。
そうならないためにも笑（えみ）では利用者様が落ち着いて過ごせるよう、個々の障害特性に合わせた過ごし方を提供しています。
では笑（えみ）の利用者様たちは、どんな過ごし方をしているのでしょう。
ある方は５分間音楽を聴いて過ごし、タイマーが鳴ったら、ビーズを通したり蓋つきの容器を組み立てたり…といった時間で区切りながら単純な作業をして過ごします。
ある方は、ビー玉が落ちる様子や感覚を見て触って楽しんだりプッシュポップやパズルに取り組んだり。
個々の特性から、どんな時間を過ごしてもらえば落ち着いて過ごせるのかを考えその方にあった過ごし方を提供しています☆
「実行機能」についてのお話はこちらの記事でも紹介しています。
良かったら読んでくださいね。
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