自閉症は身体障害!?

こんにちは、あきらめ騎士の紙谷です。

昨年末からの風邪症状を引きずってしまい、ようやく治りそうで一安心です。
皆様も体調にはお気をつけ下さいませ。

さて、今年の目標のひとつに懸垂を設定してみました。
背中を鍛えるのはなかなか難しく、マシンを使うにしても背中の筋肉をイメージする必要があります。
しっかり背中の筋肉を使っていると感じながらトレーニングしなければなりません。
背中を鍛えているようで腕だけ鍛えている。そんなことがあったりなかったり。

                   ちなみに目標は10回です。

『私は今、体のこの部位を動かしているんだ。』
日常生活でこのようなイメージをすること、みなさんにはありますでしょうか?

高機能自閉症(知的障害を伴わない自閉症)の方の著書によると・・・

『一事が万事マニュアル操作である。ゆえにすごく疲れる。ほぼ身体障害だ。』

というような話が出てきます。

歩く時・走る時・階段を登る時・・・

自分の足がどの辺にあって、その足を上げて、これくらい先に降ろす。
かなり極端な書き方になりましたが、このような感じとのこと。
いわゆる普通に歩くだけでも集中が必要なことが想像できます。

たしかに、利用者様との散歩中、
平坦な道から坂道や階段にさしかかると急に歩行スピードが遅くなる方がいらっしゃいます。
そういった時に前を追いかけるよう促すと・・・、まあ不穏になって当然かもしれません。
本人は集中して一生懸命歩いていますので。

散歩が嫌いだったり、散歩の後すごく疲れているように見えたり。
その理由がわかったような気がしました。


こういったことを『ボディーイメージがつかみにくい。』といったりします。
体のありかや力の入れ方、バランスの取り方に難しさがあることを言います。

覚えておいて損はなさそうですよね。

私はこのことを知ってから行動観察の幅が広がりました。
これからの支援にいかしていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございます。

あきる野市にある生活介護え笑みより、生活支援員の紙谷でした。
この話題に関する動画ももうすぐ公開します。
ご視聴していただけると幸いです。

お気軽にお問い合わせください。