★非常勤スタッフインタビュー~毎日新しい発見~
公園の落ち葉が赤や黄、オレンジへと姿を変え、ウォーキングが一段と楽しい季節になりました。 皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さて、前回のブログでは「みんなかつては新人だった~未来の新人さんたちへ~」にて、HOTな企画をお届けいたしました♪
https://ship-emi.com/2023-07-31/
そこで、今回は・・・
「★非常勤スタッフインタビュー~毎日新しい発見~」をお送りいたします。
東京都あきる野市にあります、私、生活介護笑 生活支援員の伊能でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
・転職活動中なんだけど福祉のお仕事やったことないんだよなぁー(゜_゜)
・今までとなんか違うお仕事してみたいなぁー(゜_゜)
ナンて考えているそこのあなた!!
ようこそ生活介護笑のブログへおいで下さいました✨
ぜひぜひ、ご購読いただけたら幸いです!
今回は2022年9月に非常勤として入職された小林さんにインタビューを受けていただきました。
一時は人を癒したい
―小林さんは笑で働く以前はどんなお仕事をされていたのですか?―
小林:主に接客や調理の仕事に就くことが多かったのですが、笑に入社する前の4年間はインドで日本語教育や翻訳の仕事をしていました。
―様々なお仕事を経験され、国外でもご活躍されていたのですね!
人とかかわるお仕事という意味では福祉と共通点がありますが、福祉のお仕事は初めてと聞いています。
福祉に携わろうと思ったきっかけを教えていただけますか?―
小林:高校生のころから体と心の健康について関心があり、自然療法やヨガ、マッサージ、食事療法の勉強と実践を続けてきました。
“自分の健康のため”から“人の健康のために”と意識が広がり、「一時は人を癒したい」という思いが強くなり、食やマッサージを通して人を癒す仕事をしようと考えていました。
しかし、ある時点で “人を” “したい”というのは自分のエゴの1つだと気が付いたのと、かといって専門的な知識を身につけてまで福祉の仕事がしたいのかと自問すると、明確な答えも出せなかったため、“人の健康のために”を仕事にするという考えから離れていましたが、1年前に“笑”の求人広告が目に留まり応募させていただきました。
―体と心の健康への関心から、様々な勉強をなさっていたのですね。
笑で支援員として働こうと決めたポイントはなんですか?―
小林:最初に応募したポジションは、利用者様の方々に提供する食事の準備担当だったのですが、実際に職場の見学と体験の場を設けていただき、「障害を持つ方々へのこういう支援の形があるのか」と驚いたと同時に、興味が湧いてきて、笑の一員として支援の現場で働かせていただくことに決めました。
言葉を使わない支援に戸惑いがあった
―支援に興味を持っていただけてとても光栄です!
それでは小林さんの1日のお仕事の流れと内容を、皆様に教えていただけますか?―
小林:出勤したらまず、終礼議事録を確認し、各利用者様の健康状態や業務に関する変更があるかを確認します。
そのあと支援の実施内容を確認してから、その日担当になっているチームの利用者様と1日一緒に過ごします。
ほとんどの利用者様は、笑での1日を散歩、自立課題をして過ごされているので、各利用者様の自立課題の用意や片づけ、利用者様が課題をやっているときの見守りなど、皆さんが安全に過ごすことが出来るよう、ほかの職員の方々と協力をしてサポートをさせていただいています。
ほかにも担当の職員から利用者様の新しい自立課題をつくる業務を頼まれることもあります。
―利用者様のために、サポートしていただき大変助かっています。
いつもありがとうございます。
初めての知的障害者支援、入社当時ギャップや戸惑いはありませんでしたか?―
小林:これまでは言葉や手を使って仕事をするのが当たり前だったので、今回、笑で言葉を使わずに絵カードや指差しでコミュニケーションを図り、支援を行うということに最初は“戸惑いを覚えることもありました。
また、福祉関係の仕事経験が全くないため、利用者様が不穏になって自傷や他害の行為に至った場合の適切な対応や、トイレ、着替えのサポートにはまだ戸惑うことが多く、経験や知識を多く持つ職員の方々のアドバイスや指導を頼りにしています。
―生活介護笑では【支援される部分を少なくし、自分のできる部分を増やす】という理念のもと、全職員が協力し合って利用者様の支援に日々励んでいます。
非常勤職員の皆さんには、あれこれお世話をしたくなるところをグッとこらえ、利用者様をよく観て、その日の出来事やエピソード、その方ならではの特徴的な行動を積極的に伝えてもらっています。
そして、「どのように支援すれば良いか」、「どうしてそのような支援が必要なのか」等について丁寧にお伝えしながら、非常勤職員の皆さんが安心して支援に臨めるよう日々心掛けています。
こうした密度の濃いコミュニケーションを通じて風通しの良い環境を作っていることが、事業所全体の支援の質の高さや職員一人ひとりのスキルの向上につながっていると感じています。―
できるようになる過程を見るとなによりも嬉しい
―初めての障害者支援に戸惑いながらも、日々尽力されている小林さん。
笑でお仕事をされて1年1カ月たちますが、お仕事していて良かったことはありますか?―
小林:はい。とある利用者様の余暇時間のことなのですが、やることがないと何度もトイレに行ってしまう方がいるんです。
そこで担当がパズルを提供してみたのですが…、本人は嫌がってパズルをしていただけませんでした。
パズルは嫌いなのかな?と思っていたのですが、「少し量を減らしてみましょうか?」と担当からアドバイスをいただき、パズルのピースを20ピースから半分くらいに減らして提供してみたところ、嫌がることなくご自分で考えながらピースをはめていたのです!!
パズルが嫌いなわけではなく、量を調整することで最後までやり遂げられる方なんだと知りました。
自閉症の方々は私たちの持つような個人的な感情がないと言われていますが、“できなかったことが出来るようになる過程”を見ると、なによりも嬉しい気持ちになります。
―“できなかったことができるようになる“というのはとても素晴らしいごとですよね!
”利用者様の強み“を一緒に見つけていくことの楽しさを教えてくれた小林さん。
笑での仕事のやりがいをズバリ教えてください!―
小林:重度の知的障害がある方々ではありますが、支援の現場で利用者様と一緒に過ごす中で感じることは、健常者とよばれる人たちと障害者というくくりに入れられてしまう方々の間に、あまり大きな違いがないと思わされるほど、自分でできることは実はたくさんあることが分かり、笑の利用者様の能力にいつも感銘を受けています。
そして、利用者様や職場の方々から学ぶことがたくさんあり、“経験や資格を問わず”いろいろな経験をさせてもらえるので、毎日新しい発見があり、勉強になります。
最後に
生活介護のお仕事は職員同士の協力、サポートが必要不可欠です。
日々の支援に尽力いただいている非常勤職員の皆様がいるからこそ、”じぶんでできる”ことが少しずつ増え、利用者様の成長に触れることができているのです!
毎日元気に来所されている利用者様、そして利用者様の支援をサポートしてくださるスタッフの皆様に本当に感謝しております。
生活介護笑では、利用者様の“強み”を一緒に見つけてくれる仲間を、いつでもお待ちしています!
興味のある方はぜひ一度、笑に見学にいらしてください!!