★みんなかつては新人だった ~未来の新人さんたちへ~① 

梅雨が明けて、夏本番を迎えた今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

こんにちは。あきる野市にあります、生活介護笑(えみ)のサービス管理責任者の田中です。

「厳しい夏の暑さにも負けないHOTな企画を!」ということで、この度、『みんなかつては新人だった』というテーマについて生活支援員の方々お二人と一緒にトークを行いました。

一緒に働いている仲間とどんな縁で巡り合ったのか、日頃から何となく興味のあったことを気軽に聞いてみようと思って企画したのですが、いざ始めてみると「思っていたより、みんな熱く真剣に語りだしたぞ!?」ということで、せっかくなのでブログにまとめて紹介してみることとしました。

読みづらい箇所もあるかと思いますが、フランクに語り合った雰囲気が伝わるよう、あえて過度な編集は加えずそのまま記載しておりますこと、予めご了承下さい。

それでは、どうぞ最後までお付き合い下さい。

福祉の世界に入るまで

田中

お二人とも、生活支援員としてのお仕事で忙しい中、ありがとうございます。

西さんは、4月に笑に配属された一番新しい【文字通りの新人】さん、花田さんは笑での勤続がもうすぐ3年目を迎える【かつての新人】さん、ということで声を掛けさせてもらいました。

さっそくですが、一口に「新人」と言っても【生活介護笑での新人】という意味だけではなく、【福祉の世界の新人】という意味もあるのかな、と思うのですが、まずは【福祉の世界の新人】だった頃のお話から聞かせて下さい。

お二人が福祉の世界に入ったきっかけはどのようなものだったのですか?

 

花田

自分は幼少期を祖父母と一緒に過ごしたことが影響していると思います。

あと、親類に介護の仕事に就いた人がいて「どんな仕事をしているのかな?」と興味を持ちました。

いろいろ教わるうちに「自分も福祉の勉強をしてみたい」と思うようになり、福祉系の専門学校へ進んで卒業後は地元の病院で介護職として働き始めたのがスタートです。

 

西

私は高校生の頃から子ども相手のボランティアをしていて、いずれは児童福祉に

携わる仕事がしたいと思って進学しました。

ただ、「自分のしたいことと学んでいる内容があまり合っていないな」と思い悩むようになった頃に、ちょうど声を掛けて下さる方がいて放課後等デイサービス事業所で働くことになりました。

その中で、パニックを起こすと激しい自傷行為に至る重い知的障害のお子さんを担当するようになったのですが、1年半ほど携わるうちにやりがいを感じるようになっていきました。

 

田中

お二人と比べると大したきっかけではないので、ちょっと恥ずかしいんですけど…。

自分は教員養成系の学校に通っていた当時、学校の斡旋でアルバイト先を探していたところ、真っ先に声が掛かったのが中学校の特別支援学級の介助員の仕事でした。

「何をするのか見当もつかないけど、他を待つのも面倒だから」と思い、勢いで働き始めたのが知的障害の方々との出会いでしたね。

ところで、花田さんも西さんも、真っ直ぐな道のりで知的障害者支援へ辿り着いたというわけではなさそうですが、どうして知的障害者支援の分野に入っていくことになったのですか?

知的障害者支援への関心

花田

訪問系のサービスに従事していた際に、ただ高齢というだけではなく身体障害や知的障害のある方もいて、支援するうちに少しずつ興味を持つようになりました。

そうした経験がSHIPの求人に応募するときの動機につながったんだろうな、と思っています。

 

 

西

自分は結局2年ほど放課後等デイサービス事業所で勤めましたが、年齢的なこともあって「そろそろしっかり就職したい」と思うようになりました。

そうした時に、当時お世話になっていた事業所の上司の方が障害児入所施設で働けるよう仲介して下さって、本格的に施設職員として働き始めた、という流れでしたね。

 

田中

今もその方とはお仕事でのつながりがありますよね、素敵なご縁だな、と思います。

自分は、児童相談所の一時保護所で学習指導をする仕事がとても楽しかったんですが、「ずっと非常勤だと厳しいな」とも思い、とても悩みました。

結局は「やっぱり正社員になって生活を安定させたい」と思ったところで、たまたま見つけた大規模な採用予定者の求人に「こんなに採用するなら自分も取ってもらえるかも」なんて気安く応募したら採用されて、配属されたのが知的障害児(者)の入所施設だった、という…。

あれよあれよという間に、気が付けば知的障害者支援の現場にいた、といった感じでしたね。

福祉の世界に入ってみて

田中

自分のことも含めてやっぱり思うんですけど、福祉の世界は誰にとっても非常に身近で、垣根が低いというかスッと入って来られるところが好きだな、と。

「前職は料理人で、福祉の経験は全くありません」という方や、会社の重役だったのに「親の介護を一通り終えたので、今度は仕事として携わりたい」といって転職してきた方など、様々な人生経験を持つ個性豊かな人たちと出会えるのが福祉の世界の魅力だな、と思っています。

自分はそんな魅力にすっかりはまってしまったのですが、花田さんと西さんは実際に福祉の世界に入ってみて、どのように感じていますか。

 

花田

自分はずっと福祉職として働いてきたので、他の分野との比較は難しいですね。

ただ、そもそも福祉という世界がとても広い範囲のものだと思います。

自分は介護福祉士の資格を取りましたが、決して高齢者の方だけが対象ではありません。

人と関わることが好きで福祉の世界を選んだのだから、色々な人たちと出会えたらいいなと思っていますし、これからも好きなことを続けていきたいです。

 

西

私は、施設職員として入所されている方々に加え、在宅の利用者様への支援にも長年携わってきました。

その中で多くの方と出会えたことが財産だと思っていますし、福祉の仕事の楽しさを実感することができました。

年齢やキャリアが重なるに連れて、事務方や管理職へ回ることを期待されるようになりましたが、それでもやっぱり「自分は現場で働いていたい」と思うほどですから。

 

田中 

お二人のお話を聞くうちに、きっかけはそれほど切実ではなかったけれども、利用者様やご家族、関係機関の方々、同僚や上司など多くの人たちと出会い、日々の関わりの中での様々な体験を経て、思いも寄らなかった働く喜びややりがいを得られた、という部分が共通しているかな、と思いました。

ちょっと照れくさいですけど、仕事に懸ける想いが相通じる方たちと一緒に働くのって、楽しいし心強いですよね。

そういった意味でも「福祉の世界に入ってやっぱりよかったな」と、改めて感じます。

 

…と、気恥ずかしいセリフも出たところで、まだまだ3人のトークは続くのですが、尺が長くなってきたので今回はここまでとさせていただきます。

次回の公開をお楽しみに!

 

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