★あなたならどうする?
先日、利用者様といつもの散歩コースを歩いていました。
「どんぐりの匂いがしますね!」と言われ、
ふと足元を見ると、本当にどんぐりが落ちていました!
利用者様の気付きって、すごいです!
そんな利用者様の一言から秋の訪れを感じた生活介護笑の望月です。
今日は私が担当しているA様のお話をしたいと思います。
「この課題を完成させてください。」
この課題を提供されたとき、
みなさんはどのような完成の形をイメージしますか?
ある日、A様にこの課題を提供しました。
A様は迷うことなくあっという間に課題を完成させました。
それがこちら。
どうですか?みなさんの完成イメージと同じでしたか?
A様は同じ色のボタンを、同じ色の場所に、すべて入れています。
なるほど…そういう答えも確かにある!
一か所に一つと思っていた私には新発見の出来事でした。
新発見ではありましたが、
1か所に1つずつ入れてもらいたいな~、と思ってしまったわたし。
しかし、A様は重度自閉症で、言葉や文字でのやりとりは難しい人です。
さあ、どうやって伝えよう?
まずは端の1列に見本を入れた状態で提供してみました。
結果は最初と同じでした。
(A様の場合、最初に入っていたものは見本とは思っていないようです。)
もっと、目で見て、わかりやすくする必要がありますね。
次に、色分けをボタンと同じ丸い形のシールにしてみました。
全体の数も減らして、とにかく見やすさ重視の形に!
(どうですか?この写真だけ見てもわかりやすくなりましたよね!)
結果は…
1か所に1つずつ入れてくれました!
しばらくはこの形を繰り返しやってもらい、
再び最初の課題の形で提供してみると…
なんと!最初のものでも1つずつ入れられるようになりました!
「同じ色は1つの場所にすべて入れる」
それがA様が最初に出した答えでしたが、
見せ方を少し変えてみたところ、A様は別の答えがあることに気付きました。
また、A様は一度理解できたことは別のものにも活かせる!という強みもわかりました。
このように、生活介護笑ではご利用者様の“なんで?”を見つけ、
伝え方や学び方をわかりやすくすることで、“できる”を増やしています!
あきる野市にある生活介護笑では新しいご利用者様を募集しています。
見学いつでも大歓迎です!
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