人事異動につき 支援をあきらめ騎士(ナイト)は新天地へ
こんにちは。支援をあきらめ騎士こと生活支援員の紙谷です。
活動場所があきる野市にある生活介護 『え笑み』 に変わりました。
あらためてよろしくお願いいたします。
早速ですが、異動前から聞いていたことを実際に見ることができたので、そのお話をしましょう。
笑プラスと比べると、え笑みはワンフロアでかなり狭いと思っていました。
が、実際に見てみると思ったより広く、有効活用できているように感じました。
こんなふうにですね・・・、
利用者様の特性に合わせて区分けされています。
本当に簡潔に言うと
A:多動傾向がある。特定の興味に引っ張られやすい。
エリアへの出入り口が一か所になっており、自立課題等はエリア内で完結できます。
外出のプログラムは他のチームより多めです。
B:こだわり行動が顕著。(聴覚過敏あり、反復あり、指示待ちあり。)
笑プラス経由の私からすると最もなじみがあるように見えました。
晴でも雨でも午前午後ともに外出し、室内は自立課題と余暇で過ごしています。
C:コミュニケーションの弱さが顕著(発語も多いため誤解を招きやすい。)
共通のルール設定と範囲内でのコミュニケーションを取り入れている印象です。
雨の日の午前中は室内で過ごします。
D:新設グループ。私が担当させていただいています。
Aから1人、Bから2人、Cから1人の混合グループです。
自分なりにアセスメント中なのでこの話はまた今度にしましょう。
E:とにかく自立度が高い。ほかの利用者様とは違うケアが必要。
笑プラスからすると考えられないくらいの離れ技があります。
なんと利用者様が一人で散歩に行って帰ってこられます。
面談などを通して日々の状態を確認したりや次のステップを考えたりしています。
といった感じです。
率直に言って、私としてはとても助かりました。
なぜなら特性がイメージしやすく、取り組みが覚えやすいからです。
そしてなにより、3年前くらいに研修させていただいた時より、利用者様が格段におちついていましたからね。
え笑み職員のみなさま、さすがでございます。
自分のグループはもちろん、他のグループの取り組みについても動画等でご紹介していけたらと思いますので、
よろしくお願いいたします。
最後にここまでで確認できた構造化や取り組みをいくつかご紹介。
M様の支援 狙い:利用者様にとどこおりなく行動してもらう。
リュックを置いて矢印を動かす、その次は帽子を置いて矢印を動かす。最後に上履きを履く。
M様は『できました』カードのところまで職員の指示を待たずに行動することができます。
M様の支援 狙い:利用者様に最初の行動と最後の行動を伝える。
イヤーマフ、各種課題、終了箱の順でカゴを平積みして利用者様に提供します。
M様はイヤーマフをつけて活動を開始し、終了箱を所定の場所にもっていって活動を終了します。
T様の支援 狙い:利用者様に適切な援助要請のタイミングを伝える。
書き取りや計算のプリント。何枚か取り組むと『ください。』カードが出てきます。
このタイミングでT様が職員に声をかけ、必要なものを職員に補充してもらいます。
S様の支援 狙い:利用者様により注目してもらうようにする。
職員が提示したカードと同じ活動カードS様が探して剥がします。
そのカードを所定の位置に貼り付けて活動を開始します。
K様の支援 狙い:利用者様により集中してもらうようにする。
必要なものを本人の席に集めて、プラダンやカーテンでフロアからの刺激を抑えます。
気が散らないようで、K様はとても集中して取り組めており、トイレ以外はほぼ出てきません。
暑い日が続いております。
外出プログラム時はマスクをずらしても良いとお伝えするわけですが、
いつもきちんと着用している利用者様はかなり不思議そうな顔をします。
きちんと着用することが、正しい使い方ですからね。
みなさんも体調に気をつけて夏を乗り越えましょう。