★作品制作のウラ側おしえます
こんにちは!
あきる野市にある、生活介護笑(えみ)の福本です😄
秋の味覚が美味しい季節が過ぎようとしていますね。
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋…皆さんはどんな秋、過ごしましたか?
今回のブログでは 笑(えみ)の 芸術の秋 をレポートしちゃいます!🍂
森の中の手作り展
2019年10月
あきる野市にある西多摩療育センターで行われた
「森の中の手作り展」に参加させていただきました。
この展示会は、地域との交流を深めることを目的に、
あきる野市周辺の事業所及び団体の自主製品の
展示・販売を行う場として
毎年開かれているイベントです。
笑(えみ)では、刺繍や貼り絵などを展示しました!
実は その制作のウラ側に、色んなストーリーがあったのです。
少しだけご紹介します♪
作品はこうして生まれた
****刺繍編****
今回の展覧会で大目玉の色鮮やかなスウェーデン刺繍。
すべてこのAさんの作品です。
Aさんは刺繍の準備を自分で行い、縫い始めることができます。
刺繍を始めたばかりのAさんは、糸が絡んだり針から糸が抜けてしまった時、どうして良いのかわからず手が止まっていました…。
周りを見渡したり、抜けた針と糸をじっと見つめていたり。
Aさんは困った状況の時、助けを求めることができませんでした。
Aさんが助けを求めていることは、職員はわかっているのです。
ですが、あえてすぐ助けにはいきません。これには理由があります。
Aさんは将来お仕事に就くかもしれません。
何かしらの手段で、職員に助けを求めることができたら
Aさんの生活の幅は広がるかもしれません。
【何かアクションを起こさないと職員が来てくれない】
状況をあえてつくることで、
Aさんの特性をより知ることができ、
今後の支援に繋げることができるからです。
それからというもの
「助けて」と言ったり、手を挙げたりしたら職員が助けに行くなど
様々な方法を試しました。
当時は、必要な時に自発的に発語するというのは
なかなか難しいようでした。
_____刺繍を始めて約1年。
現在は「(糸)取れちゃった」という言葉を発することができるようになりました。
今はその言葉が助けを求める合図になっています。
作品づくりという目的の他に、
このようなコミュニケーションの練習をする機会になりました♪
****貼り絵編****
貼り絵の作品を作ったのはBさん
Bさんはお薬などの影響で、日中活動中は眠気や倦怠感があるそうです。
貼り絵はご自分で休憩をとっていただきながら、制作していました。
ある日
「眠くてだるくて、なかなか進まない」気持ちと
「自分でやると決めたからやりたい」気持ちとが
ぶつかってしまったようで、突然作品を破ってしまいました。
「まだ作品展には時間がありますが…どうしましょう?」
という職員の問いかけに
「やっぱりみんなに見てもらいたい。頑張って作る。」
それからは、気持ちを持ち直し、
体調が悪い日でも、毎日コツコツと作り直すことができました⭐
作品展では、他事業所の利用者様に「きれいだね」と
作品を褒めてもらい、とっても嬉しそうでした!^^
~予定している作品展 宣伝~
2019年12月2日(月)~12月6日(金)
あきる野市役所 1階コミュニティホールにて
事業所紹介パネルの展示と作品展示があります。
これは12月3日から9日までの障害者週間にあわせて、
あきる野市内の日中活動系事業所及び障がい児通所支援事業所、障がい者団体等が参加するイベントで、毎年行われています。
笑は今年も参加します♪
本日ご紹介した刺繍や貼り絵も展示予定ですので
お近くの方、ぜひご覧くださいませ💖