★順番をわかりやすく
こんにちは!生活支援員の福本です☆
今日は笑でのお薬の順番についてご報告したい事があります♪
つい最近まで、笑では誰が何番目に服薬をするかを特に決めておらず、昼食を終えた方からお名前を呼び、お薬を飲む場所(以下 お薬エリア)に来て頂くスタイルをとっていました。
するとどんなことが起こっていたかというと…
続々と食べ終えた方がお薬エリアへやってきて
その度に「次呼びますね」「待っててください✋」
などと声を掛けていました。すると直後に数名の方が
大声をあげたり、自分の頭を叩いたり…!!
(「次」ってなに??)
(「待ってて」っていつまで??)
普段何気なく使っている言葉は、よく考えると
とても漠然としていて曖昧です…
このような声かけは、ASDの方を不安にさせてしまう要素の1つになるのです(>_<)
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そこで…
見通しをもって順番を待って頂けるよう
こんなカードを設置してみました♪
服薬が終わった方のカードは上のポケットに入れていきます。
自分の顔のカードがどこにあるかで、あとどのくらいで順番が回ってくるのかがわかるというわけです。
(自分の顔を認識している方に限ってしまいますが…💦)
また、職員の対応も変えました。「待ってて」などの漠然とした言葉での声かけはせずに、カードを指差し、主にジェスチャーで視覚的に順番がまだであることを伝えるようにしたのです。
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これを始めたばかりの頃は、まだこの順番カードの意味が分からず、自分のタイミングでお薬エリアに来てしまう方がいました。
しかし1週間程経つと、カードの順番=薬の順番ということが理解できたのか、名前を呼ばれるまで自分の席で待機できるようになったのです。
もちろんこのカードを設置する前から、席で待つことができる方も居ましたが、より見通しをもって待って頂けるようになったようです。
これによって、利用者の皆さんが少しでもわかりやすくなる
工夫(構造化)が出来たんじゃないかなぁと感じています☆
以上、ご報告でした😊