★よ~~く観察してみた👹 その2

 

 

こんにちは🌞 生活介護 笑 篠田です。

前回のブログでは

その日の予定がわかりやすく伝わる事を重視して構造化するところまで書きました。

今回は構造化した結果を伝えていきたいと思います。

 

 

1日のスケジュール(トランジッションエリア)設置後・・・

トランジッションエリアの図

 

初日は職員がやり方の見本を見せると(モデリング)、Aさんはカードを取り行動する事ができました。(Aさんの得意な職員のマネが活かされていました✨)

現在(開始一か月後)は、職員の声掛け後、カードを取りカードの該当する場所へ行き行動する事ができるようになりました。(始まりの声掛けはまだ必要な状態)

帰りの送迎車の時間は30分→20分に短縮💨

Aさんは次の行動がわかるようになった事で、気持ちの準備ができ時間の短縮に繋がったのだと思いました。

※モデリングの説明は後で出てきます。

作業専用のスケジュール(ワークシステム)提示後・・・

同じ模様を一致させる事をマッチングと呼んでいます。

 

 

 

初日は職員がやり方の見本を見せると、上から順番にカードを取りマッチングさせて作業に取り組むことができました。

現在(開始一か月後)は、カードをマッチングさせて作業に取り組み、終わると次のカードを取りマッチングさせ・・・をAさん1人で繰り返し行う事ができるようになりました。(以前は作業毎に声掛けが必要だった)

 

 

 

ワークシステムの図

 

 

 

作業に取りかかるまでの時間は15分→5分に短縮💨

スケジュールの提示により理解が深まり、見通しがつき短縮につながったと思われます。

モデリングとは・・・

同時モデリングのイメージ

※モデリングとは心理学の定義だと、見本の動作・行動を見て同じような動作・行動をする事。

モデリングには2種類あります。

先行モデリング・・・職員が見本になり先に行動をして、利用者様が直後に同じ行動をしてもらう。

同時モデリング・・・職員が見本となるが利用者様と同時に行動し、職員が説明と訂正を行っていく。

利用者様によって理解しやすい方があるので、今回は先行モデリングを採用しました。

段々見えてきたこと

【計画に完璧はない】という事です。

Aさんを例に出すと、時間が短縮された反面、新たな問題点が出てきました。

①ほぼ始まりの合図は職員が出さないと行動に移す事ができない。

②カードを上から取らない事がある、カードを同時に2枚取る事がある。

新たな2つの課題が出てきたので、Aさんが1人でできるような工夫を考えたいと思います。

 

 

新しい方法を試しても上手くいかなかったり、別の課題が浮上し工夫(合理的配慮)を繰り返しますが、最終的にAさんにとって理解しやすく、笑で1人で取り組めるような支援していきたいと思います。

 

 

 

 

 

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