★就労したい!を応援中【第2話】

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―――笑での「就労に向けた講座」に参加し始めて、3か月が経ったある日、

あきる野市中央公民館にて、「あきる野市障がい就労・生活支援センターあすく(以下あすく)」主催の働くための準備講座が開かれました

C様を含め、もう2人の利用者様と職員の計4名で参加してきました。

そこでは事業紹介の他に、企業に就労した障がい者の方々を紹介する、VTRが流れました。

荷物を運んだり、PCを打ったりして仕事をこなす方々を映像で観た後、

「自分は体力もないし、馬鹿だから覚えも悪いし…あの人達みたいには無理!」

C様は顔をしかめながら述べました。

就労に対して、まだ意識は遠いのかも…と職員が思った次の瞬間

「あんな風にはできないけど、ああやって働いている人が居ることがわかってよかったし刺激になった」と話されました。

職員はそこで言いました。

「VTRの方々も、Cさんみたいに嫌に思う事、たくさんあると思いますよ。きっと今のCさんと同じで、夢を叶えるために練習したのかもしれませんね」

「裏では努力してたんだ…」と、あすくの紹介パンフレットに目を通しながら呟きました。

* * * * * * * *

この日から、今まで初対面の人との関わりや環境を拒んでいたC様から、

前向きな発言がだんだんと聞かれ始めました。

笑での「就労に向けた講座」の様子

 

このまま就労への気持ちが消えてしまわないよう、

笑では、就労に向けての講座で、好印象な身だしなみや挨拶の練習を繰り返しました。

いつも相手の話を遮って、自分が話したい事を一方的に話していたC様ですが

徐々に相手の話を静かに聞けるようにもなってきました。

職員が「最近、私や皆さんの話を最後まで聞いて下さるようになりましたが…何か意識されているのですか。」と聞いてみると

「相手の話が終わってから話した方がいいって教えてもら…教えて頂いたので…そうしています。」とのことでした。

敬語も意識して使うよう気を付けている事もうかがえます。

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働く方々のVTRを見てから4か月後…

なんと、あすくに登録し、市役所での実習体験も行ったC様

実習では、仕事の説明を聞いたり、挨拶をして部屋に入る場面など多くあり、

「笑で練習しておいて良かった」と感想を述べられていました。

笑では夢に向かって着々と準備が進んでいるC様が、集中して活動に取り組めるようにと

周囲の様子が気になりにくい、静かな席を作りました。

手前のレースのカーテンを広げると背後も気にならないようになっています

 

「明るいし、良いね😄」と満足して頂けた様子。

今では他利用者様の声が聞こえても、大きな声で不満を言う事も今は無くなりました!

1日でも早くC様の夢が叶うよう、あすくや相談支援事業所等と連携し、サポートを続けています

最終話を10月にお届け予定!お楽しみに(*^-^*)

以上、福本でした♪

                 

【あきる野市障がい者就労・生活支援センターあすく 】

※東京都区市町村就労支援事業。あきる野市より委託を受けて就労支援を行っている事業です。

詳しくはこちら(あすくのHPへ飛びます)

 

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