★いつものカタチ ~障がい者週間~
外を見渡せば秋の暖色に包まれていますが、
一歩お店に入るとクリスマスやお正月の商品が並び、
2022年もカウントダウンを感じる時期になりましたね。
「12月にある障がい者週間で展示する作品をなにか作れないかな?」
そんな話をもらって、
あきる野市の「障がい者週間啓発事業」作品展示の作品作りを
今年は望月が担当することになりました。
(展示会の詳細については11月の笑ブログに載っていますのでご覧ください)
ですが、
生活介護笑ではふだんの活動の中で、
製作というものは基本的に行っていないのです。
(作業の時間で、完成のカタチを作ることはありますが)
そこに向けて新たに作品作りをするのも良いけれど、
利用者様がいつも作業で取り組んでいることを作品にできないかな~?
そんなことを考えて、
絵が得意でお花が好きなA様
ビーズ通しが得意なB様
おしゃれが好きなC様
今回はこちらのご利用者様3名にお願いすることにしました。
とは言っても、
3人にはいつも通りの作業に取り組んでもらいました。
それぞれの得意なことを活かして
“いつもやっていること” を
いつもとは少しだけ違うカタチで…
毎日すこしずつ、コツコツと、時間をかけて、
素敵な作品が完成しました!
A様 「あじさい」
ペットボトルのキャップを貼り付けて作品に
B様 「すだれ」
細かく切ったストローに紐に通して作品に
C様 「ニット帽」
ベースのわっかに毛糸を巻き付けて作品に
そして笑全体の展示スペースはこんな感じに!
「なんでいつもの作業でやっていることにしたの?」
生活介護笑では重度自閉症の方が在籍しており、
“いつもと違うこと” を苦手とする人がとても多いのです。
でも、
晴れの日があれば雨の日があるように
“いつも同じ” はとっても難しいのです。
変更をわかりやすく伝えたい。
ご利用者様一人ひとりの強みを見つけたい。
大きな変化は苦手でも、小さな変化を少しずつ。
来年もご利用者様のことをたくさん知って、
お互いに、わかる!(わかった!)が増えたらいいな~
そんなことを思う生活介護笑の望月でした。