~生活介護笑 利用者様のお部屋紹介~
あきる野市にあります、生活介護笑(えみ)の永瀬です。
桜が終わり、緑が美しく過ごしやすい季節になりましたね。
雨が降って肌寒いと思ったら、晴れて夏日で暑かったりと体調管理が難しい季節です。皆様気をつけてお過ごしください。
今回は、生活介護笑に通われている利用者様のお部屋紹介をしたいと思います!!
「どんなお部屋?」と思う方もいますよね!!
利用者様には、いろいろな特性があり、苦手、得意なことがあります。利用者様には個々に合ったお部屋を用意し、1日を過ごされています。全てのお部屋は簡易的になっています。
「なぜ簡易的なお部屋を用意するの?」と思う方もいらっしゃいますよね~
笑では利用者様が部屋の一部を壊してしまってもすぐに修正でき、いろいろ変化していく利用者様にその都度合うよう簡易的なお部屋にしているんです。
さて、今回紹介するお部屋は重度知的障害・自閉症(区分6)と診断されたS様のお部屋です。
このお部屋のS様は、視覚に敏感です。ドアを閉めることで、視覚を遮断することができます。アクリル板のドアには、1日の流れの写真カードが貼ってあります。その写真カードを手がかりに過ごされています。定着するまでは色々職員で試行錯誤しました💧
👈○の部分に1日の流れを貼っていました。S様は毎回、職員の指差しでしかカードを剥がすことができませんでした。職員が伝えないと1日を通しカードはそのままでした。「なぜなのか?」職員はS様の様子を覗き見👀
どうしても周りが気になり、S様は正面を見ずに、アクリル板の下から周りを見ている状態で、正面にあるカードは見向きもしていませんでした。
これは大変!!予定は入らず、周りばかり気にしていたなんて・・・予定より周りの状況が気になるんだ・・・で
👈今の形になりました。
この形にし、写真カードを提示しました。(出入りのドアに貼りました)
初めはそのまま自室から出てきてカードを剥がすことはしませんでした。職員が自室から出てくる際に写真カードの指差しを続けました。
すると・・・なんと素晴らしい事でしょう~ 2週間で、S様はご自分のやることのタイミングと同時に写真カードを剥がし行動することができたのです👏
体験を通して視覚的に理解できた時には、職員同士アイコンタクトで喜びを分かち合いました。
写真カードを貼った際も、周りを気にすることを続けていたS様。(現在もあります)
しかし、今のやるべき状況がわかり、自らカードを剥がすことができ、次の場面の切り替えができることには驚きました。
S様にはまだまだ課題はたくさんありますが、S様の長所を伸ばし、社会生活の幅を広げ、職員、S様も笑顔になれる事を目標にして支援していけたらと思います。
笑では「構造化」に力を入れ、利用者様一人ひとりにあった部屋、予定の組み方をしています。
その結果、利用者様は落ち着いて1日を過ごすことができているんです!!
次回もお部屋の紹介していきたいと思いますので楽しみにしててください♪
生活介護笑では、新しい利用者様を募集しています。
見学の際は、感染者対策の為、検温、マスク、消毒のご協力お願いします。
どんな事でもお気軽にお問い合わせください。