★よ~~く観察してみた👀 その1
🎍明けましておめでとうございます🎍
生活介護 笑 篠田です。
今回は、去年通所開始されたAさんの支援開始までの経過を書きたいと思います。
Aさんの特徴✨
※特定出来ないよう、多少の脚色が入っています。
事前に頂いた情報の中で支援に関する部分は以下のようなものでした。
Aさん 男性 30代 少し耳の聞こえが悪い 言葉を使った表現が苦手
場面の切り替えが苦手で次の行動に移る事に時間がかかる。
納得できないと、その場に座り込み次の行動ができない。
行動が開始できれば動きが止まる事は少ない。
通所開始しました🚙
グループホーム友へ入居し、翌日から笑に通所開始!!
来所されて早速、靴を脱ぐ・履く・席への移動に20分ほどかかりました。(声掛けや誘導はせず)
作業に取りかかるまで日によりますが15分ほどかかりました。
一番時間がかかったのは帰る時でした。
帰りの送迎車に乗る事を伝え身振り手振りをしますが・・・。
30分ほどの時間をかけないと車まで移動する事ができませんでした。
送迎車に遅れると他の利用者様の送迎も遅くなる、
Aさんもグループホームの食事時間等の日常生活にも影響がでる。
そんな負のスパイラル状況が続くようになってしまいました🌀
ヒントが転がってないか、まずはよ~~く観察📓
支援のヒントがないものかと、Aさんをよ~~く観察していると得意な事と、苦手な事がみえてきました。
得意な事・・・職員の動きをマネる事が上手い。周りをよく見ている。目から入る情報の方ががわかりやすそう。常に笑顔で明るい。
苦手な事・・・少し耳の聞こえが悪い為か、言葉の指示が伝わりにくい。(ご自身の名前や、大きな音は聞こえる様子)時計の意味理解は難しい。文字はかけるが意味理解は難しい。(ご自身の名前はわかる様子)場面の切り替えが難しく移動に時間がかかってしまう。
職員会議
上司や支援員が集まり、最近のAさんについて話合いました。
同時に観察をしてわかった事を報告し、
支援方法について話し合い、現時点での方向性が決まりました。
🏁その日の予定がわかりやすく伝わる事を重視していく🏁
実際の支援に落とし込む
方向性が決まったので具体的にAさんの支援に落とし込んでみる事にしました。
★Aさん専用の1日のスケジュールがわかる場所の設置。
(トランジッションエリア)
紫まる・・・作業開始のカード(作業時に使うカゴの写真)
青まる・・・散歩開始のカード(散歩のイラスト)
黒まる・・・帰る合図のカード(帰りに乗車する写真)
★どの作業をどれくらい行えばいいかわかる場所の設置。
(ワークシステム)
黒まる・・・作業カードが3つ貼ってあるので、3つ行えば終わり。
★理解しやすい写真や絵カードを使用して伝える。
緑まる・・・帰る合図カード(Aさんが乗る車の写真)を乗車席正面の緑まるに貼ってもらう。
以上の事を席替えと同時に開始しました。
今回のブログはここまで。
どのような結果になったかは次回のブログ更新をお楽しみに。